先日東京にて開催されました「エチオピアコーヒーセミナー」に参加してきました。
エチオピアの伝統的コーヒーセレモニーや新豆の情報、そしてエチオピアのあれこれについて学べる貴重な機会。エチオピアのコーヒーが大好きなので、とーっても楽しみにしていました。
そして期待以上の感動をいただきました!
その様子を、まずはコーヒーセレモニーからレポいたしますね。
コーヒーセレモニーは、エチオピアの伝統的な習慣。「コーヒーを飲む」ことを儀式化したもので、女性が執り行うと決まっているそうです。
エチオピアのおうちでは、お作法をお母さんから娘に伝え、これができるようにならないと結婚できないとか。
今回はセミナールームでカセットコンロを使っていますが、本来は青草や花を床に敷き、鉄鍋を炉にかけて水で洗った生豆を焙煎するところからスタートします。
直火なので、けっこう早く焙煎が進みます。
仕上がった豆は…かなりの煎りムラがあります。
それを木臼(ムカチャ)と棒(ゼナゼナ)でつぶしていきます。
つぶした豆は、綺麗な粗びきコーヒーになっていました。
首の細い壺に入れてお湯を注ぎ、さらに火にかけて抽出します。
その間、乳香が焚かれ、さらにおもてなし感がアップ。
出来上がったコーヒーを注ぎ分けます。
小さなカップでいただくコーヒーは、エスプレッソのようですが、しっかりエチオピアのコーヒーの風味が感じられます。
あんなに煎りムラがあって焦げた豆も見えていたのですが、あまり苦さは感じませんでした。とにかく凝縮された濃厚さ、濾していないためか、まろやかさが印象的でした。
ミルクやお砂糖を入れるほか、エチオピアのハーブを浸したり、岩塩で味付けしたり、さまざまなバリエーションがあるそうです。
一連の流れもとても興味深いものでしたが、いちばん印象に残ったことは、エチオピアと日本の類似性です。コーヒーセレモニーは茶道にそっくりだし、そのほかにも…。
長くなりますので、続きはまた次回。
ここまでお読みくださりありがとうございました!